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2007-05-10: 新しいサービスが社会のイノベーションを推進すると期待されている
担当者 Mihoko Otake  登録日時 2007-05-25 11:34 (2083 ヒット)

日時:2007年5月10日(木) 16:20-17:50
場所:東京大学駒場キャンパス
講義:全学自由ゼミナール「サービス創造ワークショップ」第三回
講師:大武美保子
所属:東京大学人工物工学研究センター
テーマ:社会を知る
タイトル:新しいサービスが社会のイノベーションを推進すると期待されている
書誌:大武美保子,新しいサービスが社会のイノベーションを推進すると期待されている.サービス創造ワークショップ要旨集, vol.1, pp.3, 2007.
(本発表ならびに本要旨について引用する際は、こちらをご利用ください。)

要旨:
サービスは、経済用語で、売り買いした後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財とされます。本ゼミではサービスを、モノの有無によらず、ヒトや社会へ何らかの効用を生み出す手段ととらえ、サービスを創造できる人材の育成を目指しています。
サービスサイエンス、近年はSSME(Service Science, Management, and Engineering の略)と呼ばれる新しい分野は、2004年12月に、米国競争力協議会NII (National Innovation Initiative) WGがInnovate America、通称パルミザーノ レポートを作成、ビジネスや社会のイノベーションを目指して、サービスを分析し、合理的に経営し、創造しようという新しい研究分野を提唱したことから注目を集めています。東京大学人工物工学研究センターでは、2002年ににサービス工学研究部門を設置し、人工物(人工システム)によるサービス(効用、満足)の最大化と、人に適応したサービス供給の方法論としてのサービス工学を議論しています。
いずれにせよ、サービスに関する学問は確立しておらず、現在構築しようと世界中で努力している状況です。学問を作るとは、どうすればうまくいくか、うまくいくとはどのような状態かを具体的に示せるようになることです。サービス学ができれば、丈夫で美しい橋を作るように、サービスを作ることができるようになります。
今は、サービス学に必要と思われる、あるいは構成する要素になると考えられる、既存の学問を研究する人が集まって、議論している段階です。人工物工学研究センターでは、2006年12月に、第13回人工物工学コロキウム サービス工学とサービスサイエンスを開催し、サービス工学とサービスサイエンスのキーパーソンを招待しました。2007年4月より開講している本ゼミでは、サービスのスケールに着目して、新しいサービスを発想する時の枠組みを構築することを目指しています。

【第三回レポート課題】
近年研究開発された新しいサービスについてひとつ取り上げて、説明して下さい。経済産業省が提唱する重点サービス6分野、1) 健康・福祉関連 2) 育児支援 3) 観光・集客 4) コンテンツ 5) ビジネス支援 6) 流通・物流 のいずれかに当てはまる場合は、それを示して下さい。その上で、どのように興味深いのかを、参考文献、URLを挙げながら説明して下さい。併せて、なぜそのサービスに着目したのか、なぜ興味深いと感じたのかについて理由を挙げて下さい。

【第二回レポート発表】
松井真 錯覚について
李響 亜鉛は免疫のシグナル


参考文献・ウェブサイト:
(話題提供)
サービス創造ワークショップ
http://www.ws100h.net/service/
第13回人工物工学コロキウム開催
http://www.ws100h.net/service/modules/news/article.php?storyid=2

(レポート発表)
<錯覚について>
村上郁也
http://www.fechner.c.u-tokyo.ac.jp/members/ikuya/index-j.html
視覚の錯覚
http://hphp.web.infoseek.co.jp/i/phenomenon/sakkaku/
錯覚について知ろう その1
http://www.usiwakamaru.or.jp/~doraemon/jyuku/sakkaku/sakkaku.htm
錯覚について知ろう その2
http://www.usiwakamaru.or.jp/~doraemon/jyuku/sakkaku/sakkaku2.htm

<亜鉛は免疫のシグナル>
免疫・アレルギー科学総合研究センター
http://www.rcai.riken.go.jp/jpn/output/index.html
平野 俊夫
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/molonc/www/index.html