2007-05-31: サービスの提供を通じて自分の活かし方を知ればコンピテンシーが高まる
担当者 Mihoko Otake 登録日時 2007-06-02 00:38 (2185 ヒット) 日時:2007年5月31日(木) 16:20-17:50 場所:東京大学駒場キャンパス 講義:全学自由ゼミナール「サービス創造ワークショップ」第六回 講師:大武美保子 所属:東京大学人工物工学研究センター テーマ:ヒトをつくる タイトル:サービスの提供を通じて自分の活かし方を知ればコンピテンシーが高まる 書誌:大武美保子,サービスの提供を通じて自分の活かし方を知ればコンピテンシーが高まる.サービス創造ワークショップ要旨集, vol.1, pp.6, 2007. (本発表ならびに本要旨について引用する際は、こちらをご利用ください。) 要旨:
コンピテンシーとは、高い業績をコンスタントに示している人の行動特性を指します。動機、価値観、思考、気質など、潜在能力をモデル化したもので、職種、職務などによって異なります。学歴、知能レベルと業績が相関しないことから、1970年代、ハーバード大学のD.McClellandらが研究を行い、提唱しました。 職業、職務に応じてコンピテンシーが異なることから分かるように、職業選択の際には、自分が何者で、何をしている時に満足感が高く、社会に貢献できるのかを知ること、すなわち、自分の活かし方を知ることが重要です。 このため、ヒトをつくるサービス、すなわち、ヒトのコンピテンシーを高めるサービスは、何らかのサービスを提供する場をつくることから始まると考えられます。サービス参加者は、場の中でサービスを提供する側に回ることを通じて、自分の行動特性を知ることができます。役割を持って活動してみると、自分の向き不向き、他者との相性などが分かります。 具体的には、女子学生ならびに女性研究者の人材育成サービスの開発に取り組んでいます。これまでに、国内外の会議でのセッション企画等を行うWomen in Robotics and Automation、講演会や交流会を企画するIEEE Japan Council WIEなどに参画してきました。活動を通じ、研究者の社会的役割、価値観の発信の必要性などを実感することとなり、結果として参加者のコンピテンシーが高まるという効果が得られました。一連の活動は、本ワークショップの着想の原点です。 【第六回レポート課題】 自分のプロフィールを300字前後で書いて下さい。少し気が早いかもしれませんが、就職活動の練習と思い、希望の職種に採用される効果を狙って書いてみて下さい。希望の職種が決まっていない場合でも、何かチャンスを呼び込めるよう、興味を持ってもらえるような内容を盛り込んでみましょう。 【第五回レポート発表】 安田龍矢 囲碁/スピードスタックス/料理 松井真 バスケットボール/兼六園/まぐろステーキ 大武美保子 ミッフィー/沖縄料理/ゲルロボット 参考文献・ウェブサイト: (話題提供) Lyle M. Spencer, Jr., コンピテンシー・マネジメントの展開, 生産性出版, 1991 http://ja.wikipedia.org/wiki/コンピテンシー 東京大学運動会合気道部 http://www.todai-aikido.jp/ Women in Robotics and Automation towards Human Science, Technology and Socity http://women.ws100h.net/ IEEE Japan Council Women in Engineering (WIE) Affinity Group http://www.ieee-jp.org/japancouncil/affinitygroup/WIE/ 東京大学男女共同参画室 http://kyodo-sankaku.u-tokyo.ac.jp/ 文部科学省 女性研究者支援モデル育成 http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/koubo/06060127/002.htm (レポート発表) 囲碁 http://www.nihonkiin.or.jp/buy/index.html スピードスタックス http://www.speedstacks.jp/index.htm 料理 http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/photo.html?id=E073103&md=1&pn=4 ミッフィー http://www.miffy.com/ 沖縄料理 http://r.gnavi.co.jp/a360700/ ゲルロボット http://www.neuroscint.org/otake/modules/tinyd1/#GelRobot |