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2007-04-26: ヒトのしくみについて、いつどこで誰がどのように解明するのかを知る
担当者 Mihoko Otake  登録日時 2007-05-16 03:12 (2177 ヒット)

日時:2007年4月26日(木) 16:20-17:50
場所:東京大学駒場キャンパス
講義:全学自由ゼミナール「サービス創造ワークショップ」第二回
講師:大武美保子
所属:東京大学人工物工学研究センター
テーマ:ヒトを知る
タイトル:ヒトのしくみについて、いつどこで誰がどのように解明するのかを知る
書誌:大武美保子,ヒトのしくみについて、いつどこで誰がどのように解明するのかを知る.サービス創造ワークショップ要旨集, vol.1, pp.2, 2007.
(本発表ならびに本要旨について引用する際は、こちらをご利用ください。)

要旨:
ヒトのしくみを知ることは、よりよく生き、社会をよくするために役に立ちます。同時に、ヒトのしくみを知ることは、よく生きるとは?よい社会とは?を考えることでもあります。しかし、ヒトのしくみがどこまで分かっていて、今まで世界各地で数千年かけて明らかにしようとして生まれた知見を見渡して、何が言えるかは明らかでないという状況です。専門領域が細分化し、異分野の専門家同士ですら情報の伝達が難しくなっていることが、科学技術全体を体系化することを困難にしているためです。ヒトに関する知識が爆発的に増える中、サイエンスの側面からは、全体として何が言えるのかを明らかにするという要請が、テクノロジーの側面からは、応用につなげられるように整理するという要請があり、これに応えようとする学術統合化プロジェクト(ヒト)が、東京大学において、小宮山宏総長の主導により進められています。プロジェクトでは、ヒト学の構築に向け、ヒトに関する研究者のネットワークを作ることを目的として、ヒトセミナーを開催しています。

【第二回レポート課題】
ヒトのもつ性質をひとつ取り上げ、そのしくみについて興味深い研究をしているヒトをひとり探してください。どのような性質、しくみについて、どのように研究しているのか、どこで行われているのかを、参考文献を挙げながら説明して下さい。そして、所属と連絡先を調べて下さい。併せて、なぜその性質に着目したのか、なぜ興味深いと感じたのかについて理由を挙げて下さい。

【第一回レポート発表】
安田龍矢 現代の教育問題
中野靖大 難民問題

参考文献・ウェブサイト:
(話題提供)
ヒトセミナー
http://www.ws100h.net/human/
東京大学 学術統合化プロジェクト(ヒト)
http://www.scint.jp/
ICSU Insight Newsletter, April 2007, vol 5, no 1
http://www.icsu.org/3_mediacentre/INSIGHT_04_2007.html
Global Scientific Challenges: Perspectives from Young Scientists
http://www.icsu.org/10_icsu75/75ANNIV_Young.html

(レポート発表)
<現代の教育問題>
データから見る日本の教育(2005) (7月8日発売)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/toukei/05071201.htm
(資料編) (PDF:599KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/toukei/05071201/pdf/004.pdf
<難民問題>
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees)
基本情報
数字で見る難民情勢 (2005年)
http://www.unhcr.or.jp/ref_unhcr/statistics/index.html
東京市民活動コンサルタントArco Iris 緊急資料コーナー
<解説> 問題の根源・日本の難民制度・難民政策
http://www.kt.rim.or.jp/~pinktri/afghan/japanrefugee.html