東京大学大学院工学系研究科環境海洋工学専攻の講義で、
増田宏先生、白山晋先生と大武の三名で分担する
システム工学特論2007「高齢社会のサービス創造」を
2007年11月22日(木)より12月20日(木)まで、担当します。
担当教員:大武美保子(東京大学人工物工学研究センター サービス工学研究部門 准教授)
講義題目:システム工学特論「高齢社会のサービス創造」
キーワード:
サービス、SSME、イノベーション、高齢社会、健康、社会システム
授業計画:
11月22日 参加者自己紹介
第一回課題説明「IBMのSSMEに関するDiscussion PaperへのFeedback Comments」
11月29日 サービス学話題提供・第一回課題議論
12月6日 経済産業省サービスイノベーションシンポジウム参加
第二回課題説明「経済産業省サービスイノベーションシンポジウムの要旨と感想」
12月13日 介護保険制度話題提供・第二回課題議論
12月20日 総合討論(全課題)
課題:
第一回課題(11月22日設定、29日発表)
「IBMのSSMEに関するDiscussion PaperへのFeedback Comments」
第二回課題(12月6日設定、12月13日発表)
「経済産業省サービスイノベーションシンポジウムの要旨と感想」
第三回課題(12月13日設定、12月20日発表)
「高齢社会の健康とサービス」
授業の概要:
システム工学特論2007「高齢化社会のサービス創造」では、新たな社会システムの設計と実装が求められている高齢化社会を題材に、サービス創造について議論します。
近年、SSME(Service Science Management and Engineering、ここではサービス学と呼びます)という新たな学問体系を作ろうという、世界的な潮流があります。
そこで、IBMが白書(White Paper)を作成する前の、草稿(Green Paper)へのフィードバック募集、経済産業省によるサービスイノベーションシンポジウムの開催など、講義期間中のタイムリーな機会を捉え、実践的にサービス学を学びます。
また、世界的に進む高齢化への対応について、中国や台湾からの留学生、日本人学生が、それぞれ身近な問題として調査し、これに基づいて、未来のサービスシステムの枠組みを考えます。
写真:
アルバム: 講義: システム工学特論2007「高齢社会のサービス創造」
授業方法:
授業はゼミ形式で行い、課題を出しますので、参加者は発表し、意見を述べ合います。
この他、ポータルサイト「サービス創造ワークショップ」(http://www.ws100h.net/service/)上に、調査や提案、発表、講義を随時記録し、コンテンツ化していきます。
成績評価方法:
出席、ゼミでの発表、議論、レポートなどで評価します。
履修上の注意:
発表の担当でないときも、質問やコメント、議論することが求められます。
学習上のアドバイス:
情報は、インターネットを用いていくらでも収集することができる現在、情報を収集、分析し、知識として体系化し、判断や行動に役立てる力が必要とされます。
本授業は、参加者同士が議論し、黙っていては分からない視点の違いを実感し、理解し合う場を提供します。
授業をきっかけに、参加者同士、特に出身の違う国の参加者同士、交流することを心がけてください。